子供が悪いみたいな言い方は!

塾の指導はおおむね二通りあり、学校と同じように多人数の生徒を一人の講師が指導する形式と、生徒と講師が一対一で行う個別指導形式のものに分かれます。どちらにおいてもある程度の偏差値の子供で合わせるため、理解状況や、希望する進路に応じた進捗で行われます。この点が、理解力の差が激しい学校での授業との大きな違いです。 このため、塾の指導についていけなくなると、どうしても子供が悪いという言い方をしてしまいがちですが、本当に原因がそこにあるか、きちんと確認する必要があります。志望校の希望が変わった、ほかのものに興味ができてしまって、学習に身が入らなくなってしまった可能性があります。中には、体調に問題が発生しているケースもあり得ます(例えば、極度の貧血は集中力を著しく低下させます)。 このような問題に直面した場合は、塾の講師と面談を行い、塾と家庭の双方で連携してフォローする姿勢が重要です。つまずいてしまった教科や単元を重点的に指導して貰ったり、補修や課題を出して貰ったりするとよいでしょう。家庭では、どうしてできないのかと問い詰めるような態度は避け、できた部分を褒める、毎日の反復学習を行うような環境を整える、といった工夫をする必要があります。とにかく一度つまずいてしまうと、どうせダメだ、わからない、間違えたくない、といったネガティブな心理を生みやすくなり、結果的には投げ出してしまいがちです。そのような負のスパイラルに陥らないように注意が必要です。 ただし、本当に子供の気持ちや意志に問題がないか、という点をはっきりさせることも必要です。困った時は親や大人が助けてくれると思っていたり、どうせ勉強なんかしたってしょうがないと思っていたりする、いわゆる逃げ癖、甘え癖、怠け癖は、将来においてマイナスです。やりたくないならばやらなくてもよいが、その結果どうなっても親は責任を取らない、という警告を突きつける厳しさも時には必要です。なぜ塾に通う必要があるのか真剣に考えさせることも、学習指導の一つです。